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2020年09月11日

神経痛は鍼灸で改善するって本当?

ブログ 健康

神経痛!よく聞く言葉ですが・・・

症状として 焼け付くような、針で刺すような、電気が走る、などとよく表現されます。
シビレも含まれて良いかと思います。主に身体の片側に出ます。

そして 神経痛は”お年寄りの病”ではありません。
確かに割合としては、高齢者の方が多いのですが、若い人にも起こり得ます。

そう 神経痛には それを引き起こすちゃんとした原因があるんです。

例えば 椎間板ヘルニアのように 神経を圧迫して起こるものや、
ヘルペスのように 炎症が起こってなるものなどがあります。

そしてその痛みは、原因部位から神経の末梢に向かって走ります。


太㐂堂には神経痛で多くの方々がお見えになりますが、まずはその種類と原因を多い順に見ていきましょう。

目次

坐骨神経痛 

おそらく鍼灸院で一番よく扱われるかと思います。

坐骨神経は腰椎から起こり、骨盤部から大腿〜下腿〜足先に至る神経で、
神経痛の原因として主に整形外科的なものと、内科的なものとがあります。


神経痛が出た場合、まずは病院に行きましょう。
自分では神経痛と思い込んでいても、重大な病気の可能性もあるので、
先に病院で原因を特定してください。
 
※馬尾症候群による排尿障害や下肢の麻痺には注意が必要です。
緊急手術が必要な場合もありますので、疑わしい時は早急に医療機関を受診してください。

ではその原因となるものを、見て行きましょう。

腰椎椎間板ヘルニア

ヘルニアは「飛び出す」という意味で、腰の骨(椎体)の間にある椎間板の中心にある核という物質が飛び出し、神経を圧迫して起こります。

お尻の下あたりから大腿〜下腿に激烈な痛みが走ります。
10代〜20代に多く多発します。

何を隠そう私も10代の終わりに経験し、立っていられないほどで、
かなり痛かったことを覚えています。

脊椎管狭窄症(せきついかんきょうさくしょう)

老化などで脊椎が変形し、その中を通る脊髄の神経が圧迫されて起こります。

変形性関節症や脊椎すべり症、分離症などで起こり、
特徴的な症状として
歩きだすと だんだん足に痛みが出て、座っていると解消します。

高齢者に多く、シルバーカーが手放せなくなります。

正直申し上げると、私の腕が未熟なせいかこの病ばかりは
効果が芳しくありません。ゴメンナサイ!
一般論として、骨の変形で神経を圧迫している場合、改善はなかなか困難です。

梨状筋(りじょうきん)症候群

梨状筋は骨盤から大腿骨の上部に付着する筋肉で、これが短縮して神経を圧迫します。

仙腸関節炎を併発している事も多く、最近では上の二つのより多いかも知れません。

その他

血管性の病変として
 閉塞性動脈硬化症や閉塞性血栓血管炎

腫瘍として
 骨盤内腫瘍や脊髄腫瘍などがあります。
これはちょっと鍼灸では改善されません。

あとヘルペスなどがあります。

肋間神経痛

肋間神経は12個の胸椎の間から起こり、肋骨に沿って走行しています。

これも骨や関節などの解剖学的に異常のある時
病気が原因となる時
外傷が原因の時 など様々な原因によって起こります。

では代表的なのから見て行きましょう。

ヘルペス(帯状疱疹)

二つに分けて見ましょう。

子供の頃に罹った「水ぼうそう」のウイルスが脊髄に残り、
慢性の疲労やストレスなどで免疫力が低下したりした際、
ウイルスの再活性化によって突然発症します。

多くがまず痛みが先行し、後から赤い発疹が神経に沿って出ます。
発疹が出ても痛みのない方もみえます。
ウイルスの残った脊椎のレベルによって、発症部位が変わります。
頚椎なら顔や腕、腰椎なら足 と言った具合に。

次に 単純ヘルペスウイルスの感染です。
普段は唾液中に混入していますが、これも上記の様な理由で、
ウイルスが再活性化して起こります。

無理は禁物ですね!

解剖学的な異常

脊椎側湾症や椎間板ヘルニアによっても起こりますが、
普段の不良姿勢が原因となる事もあります。

神経に沿っての痛みの他に、息を吸うと痛いとか、身体を捻ると痛い。
といった症状があります。

外傷や病気

外傷には肋骨骨折や 肋軟骨の損傷があります。
クシャミでも結構起こるんですよ!

病気では、肋膜炎、胸膜炎、肺炎、肺がんなど胸郭の内部の病気や、
腫瘍などです。

最後にストレス過多も原因の一つです。

三叉(さんさ)神経痛

三叉神経は頭部 顔面にある知覚神経で、痛みなど感覚を察知する神経です。

ちなみに顔面神経は運動神経で、麻痺が起こると 目や口が閉じ辛くなったりします。
知覚神経ではないので、痛みを感じません。つまり顔面神経に神経痛はないんです。

三叉神経は部位によって三つに分けられます。上から
眼神経(第1枝) 上顎神経(第2枝) 下顎神経(第3枝)に分類されます。

原因

三叉神経痛の原因になるものとして

1. 血管による圧迫

2. ヘルペス

3. 腫瘍  

などが挙げられます。

腕の痛み

腕の痛みってありますよね。
でも何故か?○○神経痛とは言いません!不思議ですよね。

腕の痛みを起こす代表的な病として、頸肩腕症候群と胸郭出口症候群があります。

この二つの原因など見て行きましょう。

頸肩腕症候群

頚椎部分で神経が圧迫されて起こります。
その原因を4つ程挙げておきます。

1.頚椎椎間板ヘルニア

2,ストレートネック

3.不良姿勢

4.変形性関節症

などが挙げられます。

胸郭出口症候群

頚椎から出た神経が、首から肩の間で圧迫を受ける事によって起こります。
なで肩の女性や、筋トレマッチョマンに起こりやすく、
起こる部位によって4つに分類されます。

1. 斜角筋症候群 頚椎から第一肋骨に着く筋でその中で圧迫を受ける。

2. 肋鎖症候群 肋骨と鎖骨の間での圧迫。

3. 小胸筋症候群 小胸筋と肩甲骨の間での圧迫。

4. 頚肋 先天的な肋骨の異常によって起こる。

前腕の痛み

1. 円回内筋症候群 肘付近の掌側の筋肉が正中神経を圧迫する。

2, ギヨン管症候群 手首掌側にある正中神経の通る菅が圧迫される。

 と言ったのがあります。

あと 先にも書きましたが、ヘルペスが上肢に出る時もあります。

神経痛は鍼灸で改善するか?

では坐骨神経痛に対する太㐂堂の鍼灸施術例をご紹介します。

先ずは弱っている経絡を見極め、手足の要穴と腹部に施術します。

次に中枢神経に近い頭部のツボや、腰背部にあるツボを刺激。
さらに坐骨神経の通り道に沿って、臀部、大腿部、下腿部のツボを刺激。

✻神経痛は温めると症状が改善されます。よく効くんですよ!特にお灸が!

以下 鍼灸で坐骨神経痛が改善した例をご紹介します。 


症例1

【20代男性】
仕事が原因で腰に負担がかかり腰痛、坐骨神経痛を発症。
立っていられないほどの痛みで、病院でヘルニアの診断を受けるも、
処方された痛み止めや湿布が効かずに来院。

1週間ごとに施術を受けていただき、3度目の施術の際、
『痺れが残るものの、立っていられるようになった。』
と おっしゃられました。

症例2

【30代女性】
坐骨神経痛で病院へ行くも原因不明と言われ来院。
”いつも床で横座りをしている”とのことで、梨状筋の短縮が見受けられた。

最初の施術とストレッチの指導で、次にお見えになった時
『痛みがほぼなくなった。』と おっしゃられました。

最後に

病院で処方を受けても改善されない場合は、鍼灸院に頼ってください。

太㐂堂は名古屋駅からアクセスが良いので、お仕事帰りにも来ていただき易いです。
神経痛でお困りの方は、ぜひご相談ください。

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