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2020年02月27日

腰痛・ギックリ腰の違いと その対策などについて、ご説明していきます。

ブログ 健康

老若男女を問わず、もはや現代病ともいえる腰痛・ギックリ腰。

ライフスタイルの変化や デスクワークの増加で、皆さんも一度ならずとも

経験した事があるのではないでしょうか?

 

この原因と対策を当院の施術を含め、考えていきたいと思います。

目次

腰痛 ギックリ腰

腰痛 ツラいですよね!
何を隠そうこの私も 20代でヘルニアを患いました。
腰の痛みはもちろんのこと、足が痺れて痛く(坐骨神経痛)立っていられませんでした。

ギックリ腰 痛かったです!!
これも30代と40代で、都合二度ほど 経験しました。

そー! よくあるご質問 「腰痛とギックリ腰の違いって何?」

まず ギックリ腰ですが
急性の腰痛のことで、この症状を表す言葉(≠病名)と思ってください。
重い物を持ち とか 普段持ち慣れているものをふと持って とか
比較的 原因がはっきりしています。  

これに対し腰痛(これも症状ですが)は、色々な種類があります。
次のところで解説しますが、上記のギックリ腰も含まれます。

ではまず腰痛を、西洋と東洋の医学に分けて見ていきましょう。
次に対処法について ご紹介します。




西洋医学的分類


大きく4つに分類してみました。

1.背骨の疾患
  これにはヘルニアや、骨粗鬆症による脊椎切迫骨折や変形性脊椎症
 更に 脊椎分離・辷り症・椎間関節症・仙腸関節炎・脊椎管狭窄症などがあります。

2.筋・筋膜性疾患
  背骨の回りにある筋肉(脊柱起立筋や腸腰筋といった筋肉や筋膜)が病んだもの
 ★ギックリ腰とは
  重い物を急に持ったり、捻ったりした時に起きる急性の腰の捻挫で、これには上述1のヘルニアや圧迫骨折、仙腸関節炎なども含まれます。 

3.内臓の疾患
  結石(腎、尿管、胆)、大動脈瘤、悪性腫瘍などがあります。

4.女性の腰痛    
  A.月経前緊張症
   生理数日前より頭痛、めまい、吐き気、下腹部痛、倦怠感、情緒不安定などを伴います。
  原因として黄体ホルモン過多、神経が細やかな人、ストレスによる自律神経の乱れ、子宮・卵巣
の異常などです。

  B.月経困難症
   思春期の女性に多くみられ、生理時にひどい下腹部の痛みや不快感を伴います。
  原因として子宮や骨盤内臓に問題がある場合が多く、また黄体ホルモンの影響もあります。


東洋医学的分類

 東洋では五臓(肝、心、脾、肺、腎)の働きを中心に考えていきます。
特に腎、肝、脾が重要でこの働きが低下する事によって気、血、津液(水)の流れが悪くなり、これから腰痛が引き起こされていきます。

その原因には内因と外因があります。

 腎は作強の官、主蟄(しゅしつ)封蔵(ふうぞう)の本とされ、精を蔵します。
腎の使いすぎ、例えば立ち仕事、体を冷やす、SEXのし過ぎ、風邪、疲労、ストレスなどが誘因でギックリ腰を起こします。

 肝は将軍の官、罷積の本とされ、疲労の元締めです。
魂(仕事で使う気力)を蔵し、また血を統合し筋・腱を支配します。これが弱くなると筋・腱の痛みがでます。

 脾は倉稟の官、意智を蔵すといわれ、水穀(飲食物)の精(エネルギー)を製造するところです。
これが弱ると腎や肝に影響を及ぼし腰痛の原因となります。

 内因とは、昔から「内因無ければ風邪入らず」といい、漢方ではそれを感情に求めています。
それには、怒・喜・思・憂悲・恐驚があり、これが五臓それぞれに結びつき、この感情の変化が病気をもたらすとされます。

 外因とは、外部からやってきて身体を侵し、病を生じさせる原因となるもので、漢方では気象条件を当てはめています。
それには、風・熱・湿・燥・寒・火の六気がありす。

腰痛は特に外因の湿・冷とのかかわりが多く、内因では以下の3つがあります。
・腎の働きが低下して生まれる水(寒・湿)
・肝の働きが低下して生まれる熱(虚熱)
・脾の働きが低下して生まれる水(湿)

さらに腎や肝の働きが落ちて気血が滞るために生まれる病理産物(痰・痰血)もあります。

腰痛の対処法について

 まず ギックリ腰(=急性腰痛)ですが、鍼灸施術はもちろんのこと、大事なのは”安静”です。
 特に最初の三日間を いかに安静に過ごせるか!で予後が決まると言っても過言ではありません。無理は禁物です。

 次に 慢性の腰痛ですが、関節に歪みのある場合、整骨が有効です。
あとやはりストレッチと筋トレですね!

 ストレッチは腰と股関節まわりを意識して行ってください。
反動をつけない事が大事ですよ。

 筋トレは足腰の強化、特に腰への負担のかからないエアロバイクや、スイミング(背泳ぎかクロール)がオススメです。

 泳ぎの苦手な方は 水中歩行でも構いませんが、オススメは 背泳ぎのバタ足で、ビート板を胸に抱えてやると、かなりの腹筋強化にもなります。

 是非 お試しください。
ただし 効果が出るのは三ヶ月後位からです!

 最後に お時間がなく 自宅で一つだけ、という方にはスクワットもいいですが
よりオススメなのがこちら↓

 
 
 

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